野沢温泉 湯めぐり

時間制限のない旅

野沢温泉集印めぐり

奈良時代に高僧行基が発見したという言い伝えもある北信州・長野県の野沢温泉。ここはスキーや外湯めぐりの楽しめる温泉リゾートとして知られています。
野沢温泉の魅力の一つは温泉が生活の中に溶け込んでいること。今でも湯仲間という独自の制度を維持し、源泉や13ある外湯(共同浴場)を管理しているのです。

野沢温泉外湯めぐりモデルコース
あつ湯とぬる湯が並ぶ大湯

13の無料の共同浴場がありますが、湯船が一つしかないところや、「大湯」のように熱湯ぬる湯がある浴場があります。

外湯めぐりの前に集印帳を購入する

駐車場に車を置き、駐車場の前に野沢温泉観光案内所があるのでそこに寄ります。

野沢温泉観光案内所
集印帳を販売する野沢温泉観光案内所

集印めぐりをするなら、まずは集印帳を購入しなくてはなりません。野沢温泉観光案内所で集印帳は1冊550円です。観光案内所のほか、野沢温泉街のお土産屋さんなどでも購入できます。

野沢温泉集印帳
ありました!これが集印帳。紐は4色から選べます。

野沢温泉には全部で27ヶ所の集印所が設置されています。この中から10ヶ所以上集印をすれば岡本太郎の「湯」の文字が染め抜かれたオリジナルの湯タオルが、さらに20ヶ所以上集印をすれば各外湯の印が染め抜かれたオリジナル手ぬぐい(10ヶ所と同じ湯タオルでも可)が記念品として貰えます。

20ヶ所集めてもコンプリートしても温泉タオルと手ぬぐいの両方がいっぺんに貰えるわけではないのがちょっと残念ですが、外湯を回るだけで間違いなく13ヶ所は印が集まります。

野沢温泉の集印台
外湯や名所・旧跡に設置されている集印所

野沢温泉の集印はインクを使ったスタンプではありません。フロッタージュ(こすりだし)方式なので、屋外に設置されていても印が劣化しません。

観光案内所の前に練習用の集印台が置いてありますので、白い台紙とカーボン紙がセットになっているので、これを台に押し当て備え付けのすりこぎで擦ります。

湯めぐり開始

全部で13の無料の共同浴場がありますが、入るときには気持ちで賽銭箱にお金を入れます。

木の棒で擦り付けるのですがこれがなかなか難しいです。すぐに紙がづれてきれいにできないことが多いです。

まず初めに「横落の湯」で初入浴。13共同浴場をコンプリートしようと思ったら。地元のおじさんが「それは無理だ。1週間に一人は湯あたりで倒れているのでやめたほうが良い。」とアドバイスされました。確かにお湯はとても熱くて、硫黄のにおいがするとても素敵なお風呂ですが、少しきついかも?という感じの泉質です。

私たち以外でも湯めぐりされている方が何人かいらっしゃいました。

湯船が一つしかないところは基本熱すぎて入れませんでした。地元の方は少々熱くても平気だそうです。

ふるさとの湯は入浴料が700円かかるので無料の共同浴場とは違います。

源泉の「麻釜」(おがま)に行きました。大きな源泉が湯気を出していて壮観でした。

入浴してきました。熱かったです。

とても熱そうです。

ジャズの流れる素敵な雰囲気のお店でランチを頂きました。

2階が浴場でした。

野沢温泉の入り口、温泉街からは最も離れた中尾地区にある共同浴場です。
13ヶ所ある共同浴場の中で最大規模であり、温泉街の中心にあって、別格の「大湯」をも上回る湯屋建築です。野沢の共同浴場では珍しく、木造の浴槽で、これと向かい合った脱衣場と合わさって、温泉好きにはたまらない雰囲気を醸し出しています。
お風呂はかなり大きく、中程の仕切りの手前の小さめの浴槽が46℃を超える「熱い湯」、奥の大きめの浴槽が「ぬるめの湯」。しかし、ぬるめと言っても43℃はあり、ホースで水を足してやっと入ることができました。また、洗い場も大きく頭や顔を洗うことができました。
温泉はかなり離れた野沢温泉のシンボル、麻釜源泉から引いています。僅かに硫化水素臭がする単純硫黄泉で、浴槽には湯の花が舞う上質の温泉です。
地元の方の日頃の維持管理に感謝して寸志をぜひ置いていきましょう。

町の中にこんな外壁のペイント。おしゃれですね。

おぼろ月夜の館。高台にありました。

集印場所27か所のうち、13か所の共同浴場と9か所の観光スポットを回り、今日一日だけで14000歩以上歩きました。メチャクチャ疲れたけど気持ちの良い一日でした。

20か所以上集めたので記念に手拭いを頂きました。かっこいいですね。

本日のニャンズ

お留守番もしっかりできて偉い子たちです。最近は夏毛の生え代わりで抜け毛が多く毎日ブラッシングされています。